これは珍しい記録ですよね。
横浜スタジアムで行われたDeNAと、巨人の1回戦で、
わずか投球数1球で、
奪三振を記録するという、
”珍記録”が生まれました。
1-1で迎えた7回表、巨人の攻撃。
2死一塁の場面で打席に入った小林へ、
先発投手・今永が、
カウント1ボール2ストライクから4球目を投げて、
ファウルにカットした時点で、
今永が左足を痛めて緊急登板しました。
今永はかなり心配ですが…
そこで2番手として、パットンが登板。
パットンはわずか1球で、
小林を空振り三振に!!
8回からは3番手の三上にマウンドを譲って降板しました。
わずか1球で奪三振1。
野球規則では、打者の打席途中に投手が交代し、最終的に三振に終わった場合、
どの投手に奪三振が記録されるかカウントごとに細かく決められており、
1ボール2ストライクは
「その打者およびその打者の行為はすべて救援投手の責任とする」
と定められています。
なので、パットンは、
投球数わずか1球で奪三振1という珍ケースになりました。
ちなみに過去では、
2008年8月18日の西武vsオリックス戦で、
西武の岩崎投手が9回2アウトの場面で、
鈴木選手を相手に、
カウント2―2から登板して、
1球で三振を奪っています。
ちなみにパットンは、
奪三振率がすごいことでも有名でした。
ルーキーリーグのアイダホフォールズ時代に、
防御率6.32なのに、57イニングスで84奪三振を記録。
2013年は1Aのウィルミントンでスタート、
2Aのノースウェストアーカンソーに昇格しました。
このシーズンでも、
トータルで5勝2敗、防御率1.86.
82.1イニングスで103奪三振。
WHIPが1.02と完璧の投球をしていました。
2014年の3A時代もクローザーで、
46イニングスで60奪三振、
などなど、基本的にイニング数以上の三振を誇る投手です。
だからこそ1球1奪三振なんてできる球の切れがあったのかもしれませんね。