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江本孟紀に「ベンチがアホやから野球ができへん」と言われた監督は誰?ダメな監督だったの?


江本孟紀といえば、
プロ野球解説者として、
かなり有名ですが、

その存在を有名にしたのは、
プロ野球を100倍楽しむ方法という、
本だったし、

プロ野球選手としては、
113勝で止まり、
素質はすごかったのに、
200勝する前に自分で自ら野球をやめた、
問題児という印象ですよね。

その一番有名な暴言は、
「ベンチがアホやから野球ができへん」
というもの。

その発言後すぐ、
飼い殺しになる覚悟をした江本は、
自ら引退を決意。

そのまま無収入の生活に突入するのでした。

さて、その暴言自体が独り歩きするので、
言われた監督について取り上げられる機会が少なくなってきました。

暴言を受けた監督について調べてみました。

Contents

江本孟紀に暴言を受けたのは中西太監督。

なんと、言われたのは伝説のホームラン王、「太さん」こと中西太監督でした。

5度のホームラン王、2度の首位打者、3度の打点王。

さらに監督としても、Aクラス6回(リーグ優勝1回)。

打撃コーチとしても数多くの強打者を育てました。

近鉄のヘッドコーチ時代には、

1988年と劇的なリーグ優勝を果たした

翌1989年における仰木彬監督との名コンビは有名ですよね。

 

試合は甲子園でのヤクルト戦。その原因は?

 

1981年8月26日・ヤクルト戦(甲子園)での試合。

その降板後に、問題発言がありました。

 

原因は2点リードの八回、二、三塁の場面で、

投球前に敬遠か勝負かの指示を待ったにも関わらず、

ベンチからなにも指示がなかったこととのこと。

 

「あそこは監督の采配の見せ所」

とベンチを見たが、何も指示がなく怒りを覚えたそうです。

 

降板時にはグラブを金網に向かって投げつけて、

一度戻ってきてスタンドに投げ入れたとのこと。

 

なぜ、中西太監督は、暴言をうけたのか?

当時の阪神タイガース番記者は、

当時のことをこう言っています。

 

「(江本は)中西太監督とも藤江投手コーチとも合っていなかった。

不自然な降板だったから、すぐに若手記者をベンチ裏へ行かせた。

そこで“あいつらアホやろう。

オレの言うこと分からんのやから。

野球できへんわ”と言ったと聞いた」

ということでした。

 

なるほど…。

そして、江本に確認をすぐにとります。

「本当に言ったのなら書いていいかと訊くと、江本はああー、ええよ」

と答えたらしいです。

 

ブチ切れてたんでしょうね。

 

新聞が出た当日、大阪の阪神タイガース球団事務所に呼ばれて、

岡崎球団社長(当時)から「10日間の謹慎」を告げられます。

 

「この時期に10日何もしなければシーズンは終わる。

辞めろといわれたのと一緒。じゃあ辞めます」

 

と決断。

 

岡崎社長が留意したものの、

任意引退届に三文判を押して、

通算11年113勝でプロ野球人生を閉じました。

 

江本のきれやすさが、中西監督と合わなかったんでしょうね…。

 

中西太さんは、監督としては失敗、コーチとしては超一流と言われています。

 

ただ、中西監督は、阪神の監督を辞めた後、

監督としてより、コーチとして、

野手育成に手腕を振るいました。

 

伝説の投手としても超有名な、江夏豊さんは、

「名監督は数多くいても、名コーチは少ない」が持論ですが、

その中で「投げるほうの名コーチは権藤博さん、打つほうの名コーチは中西さん」といわしめるほど。

 

ヤクルト時代にはプロ入り前から若松勉の素質を見抜き、体の小ささを理由にプロを諦めたのを、
説得してプロ入りさせ、名選手に育て、
阪神時代には掛布雅之を中心とした猛虎打線の基礎を打撃コーチの横溝桂と共に築き上げる。

近鉄ヘッドコーチ時代には、仰木監督とともに、
近鉄を人気球団に押し上げました。

さらに、特別コーチや、臨時コーチとしても、
ヤクルトの若松監督の依頼で、宮本慎也を指導して、
守備の男を、打撃力のあるショートに変えました。

宮本さんは、
プロ通算2000本安打を達成した際に
「(中西との出会いがなければ)2000本になんて到底届かなかったと思います」
と語っている程。

中西太の打撃理論はシンプル。

中西太の打撃理論のポイントは2つ。

1、「ボールを呼び込んで下半身で打つ」

2、「バットを内側から出す」

ということ。

 

これを基本としており、

練習法ではティー打撃に重点を置いています。

 

中西流の指導法は教え子へとつながっていっているんですよね。

 

名選手が名監督になるとは限らない、というのは、

昔から言われることですが、

名監督じゃなかった人が、名コーチになる、

っていうのは面白いですよね。

 

適材適所というか、

その人に合ったところっていうのがあるんですよね。

 

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